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Goshogawara-shi Aomori Japan
photo by hummingburgerⒸ2036

guy

愛する家族を失い、たった1人生き残った仁。
自由とプライドを賭けて、たった1人の戦いが、いま始まる!

2028年、中国とアメリカの対立に端を発した世界大戦は、多くのアメリカ同盟国をも巻き込み、地球規模で大量の犠牲者と甚大な被害をもたらした。

既に人口減少と超高齢化により行政が機能しなくなっていたほとんどの地方都市は、石油も水も尽き果て、急速に砂漠化が進み、破壊、放火、略奪、暴力、強姦が横行していた。

地方都市青森県五所川原市…。
主人公は、この地域で水と石油を独占し、恐怖と暴力で市民を支配するレッドウォリアーズ(通称:赤いりんご軍団)によって、愛する妻と子どもを目の前で惨殺された「五所川原シャッター技研(午前8〜夕方5時/日曜定休)」の仁(じん)。
何もできずに生き残ってしまった後悔と、虚しさを抱えて無為に日々を過ごす仁だったが、ある日、軍団によって恋人を殺された美しい女性零子に出会い、彼女から軍団を壊滅させることができるというある秘策を聞く。

そのことを聞いた仁の心は、復讐の炎に包まれ、その日から、営んでいたシャッター屋の倉庫に篭り、1人で復讐の準備を始める。そして、ウォームアップと称して、夜な夜なレッドウォリアーズの一員を1人ずつゲームのように惨殺していく。その噂はすぐに町じゅうに広まり、いつしか男は「シャッターガイ」と呼ばれ、街のヒーローになっていくが…。

疾走する改造車、炸裂するバトル、流される大量の血、自由とプライドを賭けた決死の復讐が始まる!

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「シャッターガイ」をもっと楽しむ為の シャッターガイの秘密!

シャッタースティック

シャッターガイのメインの武器が、この「シャッタースティック」だ。シャッターの開け閉めをする為の棒をカスタムしたもので、敵に止めを刺す時に必ず使用される。シャッター屋だったシャッターガイの倉庫に在庫が多く残っているようだが、現在メインで使用しているのは、隣町の鶴田の古道具屋で300円で譲ってもらったものらしい。

シャッターサングラス

シャッターガイは、正体を隠す為に常にサングラスをかけている。そのサングラスは、レンズ部分がシャッターの形をしている「シャッターサングラス」とも呼ばれるもので、ここにもシャッターガイの抜け目のなさとオシャレへのこだわりが感じられる。たくさんコレクションをしているようだが、最近はLEDで光るものが好み。

サムライドッグフード

劇中、シャッターガイが毎朝食べているのが、この「サムライドッグフード」だ。食べ物を手に入れるのが難しい世界で、手っ取り早く栄養が取れる必需品だ。青森でドッグフードというと、この「サムライドッグフード」のことを指す。印象的なパッケージの犬は、2000年代に一世風靡した鰺ヶ沢町の犬がモデルであるとも言われている。

おにぎり

劇中、レッドウォリアーズ(通称:赤いりんご軍団)が、武器商人や、石油王から不当な利益を得る為に賄賂として使用されるのが、このおにぎりだ。おにぎりの具が一万円札だったシーンは衝撃的だ。古来、津軽地方ではおにぎりの中に一万円札を入れて、票を取りまとめてきたという歴史があり、これはその名残とも言えるだろう。

シャッターガイワゴン

劇中でシャッターガイが乗り回すのは、米国クライスラー社のダッチバン。後部座席にはコンピュータや武器が積んである。脇に塗装してあるGSGのロゴは、もともとは主人公仁のシャッター店「五所川原シャッター技研(GSG)」のロゴだったが、偶然にも「ゴショガワラシャッターガイ(GSG)」の頭文字ともぴったり合ったことにより、そのまま「ゴショガワラシャッターガイ」のロゴとして広く知られるようになった。※実は、僕の友人が実際に乗っている現役のダッチバンで、塗装は岐阜県多治見市のロウブロウアーティスト、LOWHIDEさんによるもの。お願いして写真を送ってもらいました。

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「シャッターガイ」をもっと楽しむ為のサウンドトラック!

シャッターガイが劇中で乗り回すダッチバンのカセットデッキから常に大爆音で流れるのは、主に80年代のハードロック〜ヘヴィメタルだ。挿入歌を集めたサウンドトラックをSpotify(全12曲/44分)にて配信中。ぜひ、カーステレオから音量大きめで流して、曲に合わせてシャウトしてくれ!

※シャッターガイの真似をしてカセットテープで聴きたいという奇特な方は、こちらからカセットテープインデックスがダウンロードできるよ。ぜひ使ってね。

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SIDE A
①P.U.N.K / NEW ENGLAND (1979)
②20th CENTURY BOY / GIRLSCHOOL (1983)
③METAL ON METAL / ANVIL (1982)
④FORCED TO FIGHT / LAAZ ROCKIT (1984)
⑤LUST FOR FREEDOM / GRIM REAPER (1987)
⑥CUM ON FEEL THE NOIZE / QUIET RIOT (1983)

SIDE B
⑦DON’T RUN MY LIFE / SPYS (1982)
⑧BATTLE CITY / OMEN (1984)
⑨ANGEL WITCH / ANGEL WITCH (1980)
⑩FAST AS A SHARK / ACCEPT (1982)
⑪WE’RE NOT GONNA TAKE IT / TWISTED SISTER (1984)
⑫ISLAND IN THE SUN / ALCATRAZZ (1984)

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「シャッターガイ」をもっと楽しむ為の豪華パンフレット!

各劇場(弘前会場・船引会場)では、EPサイズの「ゴショガワラシャッターガイ」パンフレットを販売(数量限定/1,000円税込)!気軽に買える作品を、どうぞご来場の記念やお土産に!

「ゴショガワラシャッターガイ」をもっと楽しむための解説はもちろん、特製おまけがたくさん入っているので、ぜひ劇場(弘前会場・船引会場)でゲットしてくれ!

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豪華!「ゴショガワラシャッターガイ」パンフレット内容

「ゴショガワラシャッターガイ(GSG)」シルクスクリーンロゴステッカー
数/1枚
サイズ:約75mmx140mm
※色はランダムになります

「サムライドッグフード」ステッカー
数/1枚
サイズ:直径80mm

特製ガムラツイスト風シール(津軽選挙くん/ノーマル)
数/1枚
サイズ:48mm x 48mm

貴重な2036年当時の五所川原駅前ポストカード
数/1枚
サイズ:100mmx148mm

「サムライドッグフード」空き缶用ラベル用紙
数/1枚
サイズ:240mmx100mm
※「4号標準缶(内径)約74mm×(高さ)約113mm (容量)453ml」に合うサイズです。

「ゴショガワラシャッターガイ」応援キャラクター「ヨッスィ」の缶バッチ
数/1個
サイズ:直径31mm

CONCEPT

今展示について〜小山田和正

継続的に開催されているイベント「lay_out」。イベントには何度かお邪魔したことがありますが、毎回、しっかりしたコンセプトと素晴らしいアーティストのみなさんの作品が展示され、地方にあってとても稀有なイベントであるという印象です。

今回、そのイベントにお誘い頂いたのが2019年5月初のこと。僕は、自分自身をアーティストであるとか、デザイナーであるとか、いわゆるクリエイター系であると思ってなくて、ですので、お誘い頂いた時は「僕でいいんですか?」という気持ちで驚きましたが、こういう締め切りが決まっていて、宿題のようなものがあれば、自分の頭の中のイメージを具現化するきっかけになるなと思い、はなはだ勝手な動機で参加させて頂くことに決めました。

今回の出展するものは全て今回の展示用に制作したものですが、何年も前から僕の頭の中にあったものです。そこに、今回のテーマである「AFTER2028」やコンセプトを練り込んで世界を広げていきました。制作時間が短かったため、まだまだ詰めの甘い部分がありますが、長年頭の中にあったものが、なんとかカタチになって、おぼろげながら方向付けが決まってきたという感じです。これからゆっくり「GSG(ゴショガワラシャッターガイ)ユニバース」という世界観を広げていきたいと思っています。

今回の展示に関しては、タイトル「ゴショガワラシャッターガイ」という名前の由来はもちろん、それに関連するウェブサイト、ポスター、パンフレット、サウンドトラック、その他グッズ類全てトータルで今回のテーマ「AFTER2028」とコンセプトにリンクしています。そこから発せられるメッセージは僕が解説するようなものでもないと思いますので省きますが、展示自体は、全部どこかからのサンプリングです。オマージュです。つまりパクリです。タランティーノ監督なんかがサンプリング世代のコピペ野郎なんて呼ばれたりしてますが、僕は完全にそのフォロワーです。ウィリアム・バロウズのカットアップという技法もそうですね。とにかく膨大な情報の中から自分が好きなものを選んで、ごちゃごちゃに混ぜて消化して、新しい価値観を加えて出すみたいな方法が大好きです。

今回は僕の他、素晴らしいアーティスト・クリエイターがたくさん参加しています。(僕以外は)みんなオリジナリティ溢れる本気の本物のアーティストです。素晴らしい展示を見せてくれることでしょう。ぜひ、会場に足を運んで頂き、また今回のコンセプトが地方を考えるきっかけになってくれたら幸いです。

最後になりますが、誘ってくれたFUJILABOさんには貴重な機会を頂戴できましたこと感謝申し上げます。特にs19ertwoさんは、僕がやっている(全ての)ことを評価し、認めてくださる青森県内で数少ない方であり、いつも心強く思っています。ありがとうございます。

小山田 和正(Oyamada Washo Kazumasa)
website : hummingburger.com
1970年生。青森県五所川原市出身。日蓮宗僧侶。永遠のサンデーデザイナーとして、たまの日曜日にロゴ、フライヤー、ポスター、パッケージ、ウェブサイトなどを作っています。ファンジン「リンゴーキッド」を、たまに発行しています。インディーズソフビメーカー「TONITE〜今夜」で、たまにソフビを制作販売しています。東日本大震災津波遺児チャリティ「tovo」で代表をしています。